生きる

毎日の頭の中の整理として書いてます、

脅かす

また不倫について考えていた。

数日前に出会った外国人男性と公開部屋の中で話していた。なぜかわからないけれど、「浮気されたらどうする?」みたいな話から、トピックが浮気・不倫になったのだと思う。

私は自分が他の人と関係を持つことが許されないのはわかっているが、旦那には楽しいならデートの一つや二つすれば良いといつも思っている。

そんなことを不倫を彼に告白した後に旦那と話した記憶があるし、風俗に行ったことのない彼に、興味があるなら人生で一回なんだから、経験しても良いんじゃない?と話したりする。

そんなような話をその外国人男性にしていた。ついに自分が不倫したことがあるのを公開部屋で、また、男相手に暴露しなかったのがまだかろうじて成長だと思う。

「まぁそういうこと言っててもやってないなら別に良いよね」というようなことを彼は言っていたが「そういうことにしときましょ」と言った。

嘘をつけない私の馬鹿正直さが垣間見えたが彼がそれ以上突っ込んでくることはなかったので、言わなくて済んだと思う。

私はそういうとき、懺悔を聞いてもらい、慰めて欲しくなってしまう。自分の罪を告白し、しょうがないよ、前を向いていこう、という言葉が聞きたくなってしまう。

まあ不倫や浮気に後悔してる人はみんなそうなのかもしれない。

だがふと自分は後悔してるのかを考えた。罪悪感はとても感じる。自分に嫌悪感を覚える。でも後悔はしていない、と思った。なぜなら今があるからだ。その不倫なくして今の夫婦関係が築けただろうか、と考えると、そうは思わない。それをきっかけにあまりにも多くのことが変わり、幸運にも良い夫婦生活を手に入れているからだ。方法としては野蛮だ。愚者がする行為だろう。私は愚者だった。いつも自分を後回しにしてみじめになるだけなって、それを癒してくれる耳障りの良い言葉たちに目が眩んでいた。だが、私は2回目にオンライン不倫?をしていた時は、覚悟を決めていた。身勝手な覚悟かもしれないが、夫に期待せず自分が家庭の中で笑っていられる方法としてオンライン不倫を採用した。

仲の良い友人たちはこのオンライン不倫は大したことじゃない、という。ゲームと同じだという。夫に告白した時も彼は傷ついていたと思うが、泣きながら理由を話した私に「その相手に金をもらっとけ」と言っただけだった。

その後の夫婦生活はしばらく緊張感のあるものだった。でも私は自宅に居られなくなることを想像していたので、その予想よりはかなり柔らかいものだった。夫は「気持ち悪くてセックスしたくない」とも言っていた。私はその言葉は当然の報いとして聞いていた。

今も夫の言動に追い詰められることはあるし、とても辛い時はいくらでもあるが、それを誰かに話すのはやめた。誰かに頼るのもやめた。話をするとしたら母親かカウンセラーだ。

どうせ誰に話しても彼らは私じゃないから、気持ちを100%わかってもらうことなどできないし、母親には不倫の話はさすがにしていないが、誰に話したって不倫を正当化する人などいない。ただ私のしたことは大したことではない、とは言われる。

最近はこれについてもう思い悩むのは乗り越えたのだと思っていた。不倫の事実をなんとなく知っている友達にそれを心配されたり、冗談にされても一緒に笑っているだけだった。それは私が今明らかに夫婦関係がベストな状態だと思ってること、また、自分は二度と同じことはしないという決意からくる自信だった。

その自信が今日少しだけ壊れた。言うなれば自分を信じることに慣れ、際どい線を攻め出したような感じ。何にも不適切なことはしてないが、自分のルールとして、男に弱みを見せることはやめていたから。ペラペラ話した自分に動揺している。

弱みを見せることをやめている、とその台詞そのものを男に言うこと自体が弱みを見せている気がした。

「自分の話をすればするほど、彼らは私を助けようとしてくる」

「まぁそれはそうだけど、性的なことするのが目的なやつが多いだろうしね」

と、言っていた。それは仲良く話すようになった男には必ず言われる。だから気をつけてね。と言われる。そしてその男が同じく性的なことばかり言うようになる。

今までたくさんの男と絡んだが、性的なことを言わない人は2人だけだ。

その二人とはこれからも絡むんだろうな、とは漠然と思う。害がなく切る必要がないのだ。それ以外の男は私から去ったパターンが多いと思う。男は私をブロックしたり、喋るのをあえてやめたりしない。単純に都合の良い時だけ連絡をよこして、都合が悪い時は無視するだけ。それがダラダラ続くのに耐えられなくて私はブロックしたり、彼らと連絡が取れないようにする。

ハマるほど相手を試し自分の意にそぐわないと連絡先を消したくなる。どうせ彼らはテキトーだから私が真面目に向き合おうとしたって電話どころか返事すら返してこない。そういうのをやっと人生から掃除したのが今年の3月。

でも結局男への不信感が残った。ネットで出会う人にもそうだし、夫の考えていることもよくわからないことがある。無論夫は生活を支えてくれてるわけだから、行動で示してくれている、と調子の良い時は思えるが、逆にネットで出会う人のように私の話に寄り添って聞いてくれないときなんかは敵にしか見えない。

最近はずっと自分が一番面白いと思っていた。自分を笑わせるのも周りを笑わせるのも自分だった。そんな私を笑わせてくれる人がどれだけ私にとって大きいことか、人は想像できるのだろうか。

笑いに関しては夫を責める気はもちろんない。ツボが違うのだから仕方ない。

その分自分を笑わせてくれる人がどれだけ魅力的に映るかは、言い訳などと言わずに理解して欲しい。

あまり日本語で自分の結婚の話をしないのでよくわからないが、外国人の自分の頭の中を言語化する、または私の頭の中が言語化されたものを理解する力は、日本人では比にならないほど能力が高い。

youtubeで浮気についての分析ビデオを見ていたが、何の理由を並べようがやった人が100%悪いというようなことを述べていた。

葛藤しながらぼーっと聞いていたが、当時の私はどうやら一番身近で簡単な気分をマシにする方法を選んだのかな、と考えていた。

100%、私の責任。今となってはそれならそれで良い。私が悪かった。それで良い。許してもらえなくても構わない。別れたって構わない。ただこれから自分の幸せを一番に考え未来を作っていくだけだ、と思っている。結婚から逃げない。ぶつかり稽古だ。やれることをやれるだけやって、それでも機能不全になるなら、別れるのが賢明だろう。

子供にも自分の幸せを一番に考えて欲しい。

今日話していた男からは話そうと連絡があり、今日時間を合わせて話したのだが、終わった後のフォローアップDMはどうやら来ないようだ。それを待っている自分がいる。自分が話してて楽しい人からのアテンションが欲しいだけだと思う。私から送ることはない。自分が話してて楽しい人と連絡をとる、そんな普通の欲求が自分の心や結婚を脅かすものになる、と残念に思う

それがいつもセットだ